栗原和枝研究室

東北大学 未来科学技術共同研究センター(NICHe)多元物質科学研究所

表面力セミナー

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2003年 第3回表面力セミナー

(1) 原子・分子レベルで見た電極反応

東北大学工学研究科 板谷謹悟
STMによる電極表面に吸着した分子の直接観察法から、実際に観測された様々な吸着形態を分子間および分子表面間相互作用、分子構造などの観点から議論した。

(2) 氷とX線回折で脂質膜間の力を計る

群馬大学工学部 高橋 浩
多層ベシクルを形成した脂質膜間に働く力の測定、およびX線回折による膜間の水構造の評価、熱測定を行い、これらの相関を議論した。

(3) 次世代マイクロセンサ・デバイス実現へ向けての挑戦

東北大学工学研究科 安部 隆
最先端のマイクロマシン作製技術の紹介、および多チャンネル水晶発振子マイクロバランスなどを作製した。

(4) 転写因子タンパク質とDNA間の特異的相互作用の直接評価

東北大学多元物質科学研究所 清水裕一郎
コロイドプローブ原子間力顕微鏡法により表面に配向固定化した転写因子制御タンパク質とDNAの相互作用を測定し、タンパク質による特異的な塩基配列の認識による相互作用の違いを観測した。

(5) シクロヘキサン中でのガラス表面における水素結合性アルコールクラスター形成評価

東北大学多元物質科学研究所 中川泰宏
コロイドプローブ原子間力顕微鏡法と全反射赤外吸収分光法によりシクロヘキサン中のシリカ表面に形成されるエチレングリコールマクロクラスターを見いだした。

(6) ゲル-ガラス界面の静止摩擦

北海道大学理学研究科 川端和重
ゲル-ガラス界面の静止摩擦を直接測定し、負荷、見かけの接触面積、待機時間依存性について検討した。

(7) 二次元分子鋳型法と電気伝導性LB膜を用いた化学センサーの作製

東北大学多元物質科学研究所 宮原 隆
二次元分子鋳型法を用いた分子認識能をもつ機能性単分子膜の作製とそのセンサーとしての機能について評価した。

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